大人気の絵本作家・せなけいこさん。
せなけいこさんには息子と娘がいますが、どんな方なのでしょうか?
実は2人とも言葉にまつわる仕事をしており、母・せなけいこさんの影響力が感じられます。
この記事では、せなけいこさんの子供たちについてご紹介します。
せなけいこの息子・娘はどんな人?
絵本作家のせなけいこさんがお亡くなりになりました。92歳でした。『ねないこだれだ』や『いやだいやだ』『あーんあん』など、独自の世界観とストーリーの作品で子どもたちを惹きつけ、多くの読者に愛されてきました。謹んでお悔やみ申し上げます。 pic.twitter.com/Q7Zcn7zGY1
— 福音館書店 (@Fukuinkan_PR) October 28, 2024
92歳で亡くなられた、絵本作家のせなけいこさん。
せなけいこさんには、2人の子供がいることが公表されています。
- 長男:黒田龍之助(言語学者)
- 長女:黒田薫(絵本作家)
せなけいこさんの息子と娘について、詳しくご紹介していきますね。
①息子:黒田龍之助
https://www.shinchosha.co.jp/writer/6180/
せなけいこさんの息子は、黒田龍之介さんです。
- 名前:黒田 龍之助(くろだ りゅうのすけ)
- 生年月日:1964年9月18日 (60歳)
- 職業:言語学者
- 学歴:上智大学 外国語学部、東京大学大学院
せなけいこさんの長男として生まれた黒田龍之介さんは、現在は言語学者として活動されています。
上智大学外国語学部でロシア語を学んだのち、東京大学大学院でスラブ語を専攻されていた黒田龍之介さん。
大学院修了後は、さまざまな大学で言語に携わられています。
- 東京工業大学 助教授(ロシア語)
- 明治大学理工学部 助教授(英語)
- 神田外語大学 非常勤講師(言語学)、言語教育研究所特任教授
- 神戸市外国語大学 客員教授(ロシア語)
さらに、NHKの「ロシア語会話」講師をはじめメディア出演や著者も多い黒田龍之介さんは、
外国語を学ぶ楽しさを語らせたら並ぶ者がない
と言われるほど、言語学の中でも有名な方です。
まさに言語のスペシャリストだね…!
そんな黒田龍之介さんですが、子供の頃から言葉や外国語が好きだったそうです。
そして小学6年生から英語に触れ、高校生の頃からロシア語の講習会に通っていたとのこと。
当時としてはかなり珍しいですが、やはり小さな頃から言葉に馴染みがあったことが関係しているのでしょうね。
②娘:黒田薫
https://pictbook.info/book/isbn-9784577052853/
せなけいこさんの娘は、絵本作家の黒田薫さんです。
- 名前:黒田 薫(くろだ かおる)
- 生年月日:1967年8月
- 職業:絵本作家
- 学歴:和光大学 人文学部人間関係学科
当時は珍しい共働きの家庭に生まれた黒田薫さん。
幼少期から保育園に通っていましたが、お昼寝の時に使うシーツに、母親・せなけいこさんが水性ペンで絵を描いてくれいたそうです。
先生も楽しみにしてたんだって!
そして母・せなけいこさんの影響か、寝る前は兄・龍之介さんとお話を作っていたという黒田薫さん。
下の子だったということもあり、黒田薫さんは自身を振り返って「ワガママ放題だった」と語っています。
実際に黒田薫さんは、せなけいこさんの著書「ルルちゃんのくつした」のモデルになったことでも有名です。
https://note.com/poplar_jidousho/n/n15c5bdc3382e
そんな黒田薫さんは、和光大学卒業後に絵本専門店で働き、そこで絵本について詳しくなったそうです。
その頃から漠然と、絵本の文章を書く人になりたいという気持ちが芽生え、母・せなけいこさんと共に絵本を出版するようになりました。
母親と娘の共同制作の絵本、とても素敵ですよね。
せなけいこは夫が落語家だった
Wikipediaより
せなけいこさんの夫、黒田龍之介さん・黒田薫さんの父親は落語家・6代目柳亭燕路さんです。
- 名前:黒田 建之助
- 生年月日:1934年10月20日
- 職業:落語家
せなけいこさんと柳亭燕路さんの出会いは、せなけいこさんの寄席好きの先輩が引き合わせてくれたとのこと。
2人とも本が趣味で、古書店巡りをするようになり、あっという間に結婚することになったそうです。
https://note.com/poplar_jidousho/n/nd6dcf37f289b
柳亭燕路さんは1991年に亡くなられましたが、せなけいこさんは天国で再会しているかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。